【勝事ばかり知りて負くることを知らざれば害その身にいたる】
「勝つことの快感ばかりを知って、
負けることの苦しみを知らなければ、いずれ自らの身を滅ぼしてしまう」
という徳川家康の言葉らしい。
「鳴かぬなら鳴くまで待とうほととぎす」の句の通り、
徳川家康はどんな苦労の中も待ち続け、ついには天下を統一し
200年以上続く江戸幕府を築いた人物として有名。
人間は物事が自分の思うようにならないとイライラするのが大半だと思う。
もちろん世の中思い通りにいくわけがない。と、
わかっていてもイライラしてしまうもの。
そして心のバランスを失ってチャンスを見失ってしまったり、
ストレスが原因で病気になってしまったり・・・。
特に負けず嫌いで自分の劣勢を認められない人は
常に気が立っているから、神経が休まらず体を崩してしまいがち。
でも最初に書いた家康の言葉みたいに、
時にはうまくいかないことのもどかしさや失敗や負けの苦しみを
味わなければいけないと思う。
そうすることで次に同じような過ちを
繰り返さないための対策を練ることができる。
恥を受け入れなければ人間は進歩できないんだと思う。
負けることや失敗することは、その時は辛いことだけど、
きちんとした意味のあるもの。
ただ、その意味を見出すのは他でもない自分自身だということを
頭に常に置いておかなければいけない。
イライラした人とはなるべく付き合いたくないのが普通だしね。
イライラばかりしていたら自分も辛いし、
他人も寄ってこないしで誰も特しないし。
イライラしていると気づいたらストレス発散したり
落ち着くまで休憩をとって、それから次へ進むようにする。